地方頒布用こけしの写真と解説です。地方頒布の申込みは「こけし手帖」の『地方頒布のお知らせ』をご覧ください。


<こけし手帖(令和2年9月号)716>
津軽系 笹森淳一工人(6寸幸兵衛型だるま絵こけし)
淳一工人は津軽系を代表する伝統こけし工人で各種こけしコンクールにて多くの賞を受賞しています。幸兵衛型だるま絵の直胴型は数少ないと思います。
 
木地山系 三春文雄工人(6寸治一型こけし二種)
文雄工人は多くの治一型こけしを製作していますが、その中でも文雄工人が好む二種を製作して頂きました。
 
木地山系 阿部市五郎工人(7寸石蔵型こけし)
市五郎工人の代表的な石蔵型こけしです。蝋引き無しの石蔵こけしに迫る出来栄えです。
 
土湯系 阿部国敏工人(6.3寸治助型こけし)
国敏工人の代表的な治一型こけし二種です。原を元に「はめ込み型」と「作付け」で製作されています。
 
作並系 鈴木敬工人(2.6〜3.3寸胞吉型えじこ) 
敬工人は三年前より師匠明工人の下で胞吉型こけしとえじこの製作に打ち込む若い工人です。その都度、出来栄えの良さに驚かされます。
 
南部系 田山和文工人(2.6寸永吉型えじこ)
和文工人は継承者のいない南部系こけしとえじこの研究・製作に情熱を注ぎ素晴らしい伝統こけしとえじこを継承している。多くの収集家が期待する永吉型えじこです。