地方頒布用こけしの写真と解説です。地方頒布の申込みは「こけし手帖」の『地方頒布のお知らせ』をご覧ください。


<こけし手帖(令和2年6月号)713>
中ノ沢こけし 半澤正則工人(7寸芳蔵型こけし)
正則工人は定年退職後、瀬谷幸治工人の下で平成26年4月から正式に弟子入りし令和元年「第39回みちのくこけしまつり」でデビューした新工人です。
 
山形系 志田楓工人(6寸菊麿呂型こけし)
楓工人はデザイン専門学校を卒業後、父のこけし製作を継承したいとの強い気持ちで石川県立山中漆器産業技術センターで学び平成31年4月より父菊宏工人の下で修行し今年3月にデビューした新工人です。
 
弥治郎系 上田康友工人(6寸丸頭・髷・笠こけし)
康友工人はギター製作者を志してギター専門学校を卒業したが、平成29年6月より弥治郎系新山実工人の下で修行を始め、本年3月にデビューした新工人です。
 
鳴子系 高橋正吾工人(7寸みね型こけし)
高橋利四郎工人の死後、未亡人となったみねは弟子の中村雷治工人の木地に描彩をして、盛岡のつなぎ温泉で販売されたので、首は「きなきな型」の珍しいこけしを正吾工人が見事に再現された。胴裏に「橋みね写」とあります。
 
山形系 長谷川正司工人(6寸吉太郎型こけし) 
正司工人は山形系こけしを継承する数少ない工人です。小林倉治工人の四男吉太郎工人のこけしを追い続ける正司工人の天江吉太郎型こけしです。
 
遠刈田系 佐藤保裕工人(本人型6寸こけし)
保裕工人は平成10年頃より佐藤広喜型こけしへ挑戦し平成12年の第20回みちのくこけしまつりで広喜型こけしで入賞したのを皮切りに数々の賞を手にしている。広喜型を見事に自分のものにした後の本人型です。
 
土湯系 高橋通工人(6寸・6.5寸変わりこけし)
通工人は忠蔵・佳隆工人の伝統こけしを継承して作り続けていますが、「少しおもしろいこけし」を作ってみようとして製作した大変珍しいこけし5本です。
 
木地山系 高橋一成工人(2.6寸・3寸だるま)
一成工人は平成31年のデビューから泰一郎型と治一型のこけしを製作しているが、最近だるまの製作を始めた。