毎月の例会に出席され、当日会費を払われた会員の方には「お土産こけし」をお渡ししています。


平成28年12月の例会おみやげこけし

野地 三起子
( のじ みきこ )
三起子工人は佐久間芳雄・渡辺和夫・野地忠男工人と続く湊屋系(土湯系)こけしを継承する数少ない工人の一人です。平成21年より父の野地忠男工人の下で木地修行を始め平成22年よりこけし製作を行う。初期から平成24年中頃迄は「佐藤三起子」と署名していたが、その後は「野地三起子」と署名するようになった。

最近のこけしコンクールでは第56・58回全日本こけしコンクール、第62回全国こけし祭りで入賞する。父忠男工人のこけしを継承し優れたセンスがこけし製作にも活かされている。製作こけしは大寸から小寸の坊主型・地蔵型・髷型・各種変わりこけしを製作している。

おみやげこけしは写真の4種類です。写真の右は坊主型にロクロ線です。右2は地蔵型でロクロ線に花模様です。右3番目は鉄兜の地蔵型に忠男工人から継承する赤を使ったロクロ線です。左は一筆目・三角胴にシルクハットです。

何れも手の込んだ木地仕上がり、忠男工人から継承するフォルムとも素晴らしいです。全てを入手したい衝動に駆られます。  (田中厚志)