平成25年2月の例会おみやげこけし
達曽部 早苗
(たっそべ さなえ)
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早苗工人は遠刈田系新人です。平成21年6月に公募により100名近い応募者の中から選ばれ遠刈田伝統こけし木地玩具業協同組合で木地挽きおよび描彩の修行をし、平成23年12月より佐藤勝洋工人の下で継続して修行をしています。今年の3月には独り立ちをすると聞いています。
平成24年6月例会およびこけし手帖8月号(619号)の地方頒布で日下秀行工人、熊谷祐太工人と共にデビューしました。
おみやげこけしは昨年の例会および地方頒布の6寸と同一の胴模様二種類です。写真右が括れ胴に遠刈田の抽象的なぼた菊模様です。左は勝洋工人の伝統的な襟付の枝梅です。どちらも頭頂は遠刈田系の特徴ある蝶形、前髪・鬢飾りと鬢・面描は勝洋工人を思わせる師匠の特徴を良く捉えています。
早苗工人は「常に学びながら、いつまでも愛されるこけしを作っていきたい」と言っています。
遠刈田系の紅一点の若い工人ですので期待が大きいです。
今後、経験と研究を重ねて女性工人として新しい道を切開いて頂きたいと思います。 (田中厚志) |
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